私が訳あり物件に携わる理由
私が訳あり物件に携わるようになったのは、ある小さな団地の取引がきっかけでした。
息子さんが自害し、わが子の不動産を相続したのは母親でした。
その物件の引き渡時、売主であるお母さまが発した
「この部屋はとってもいい部屋なんです。息子が住んでいたんです。」と
悲しみを乗り越えた気丈な表情で私に話してくれた、その時の彼女の表情が今でも忘れられません。
その笑顔の表情に私は衝撃を受けました。
そして、それ以降、こんな悲しいことは1件でも起こらないでほしいと強く思うようになりました。
自殺や事故が起きたお部屋を隠してしまうのではなく無くしていくことが大切です。
リフォームやご祈祷、浄化などを通じ部屋の再生をしています。
自殺や孤独死がない社会がいい社会
自殺物件や事故物件には自殺や事故が誘発される要因、起因とされる条件が備わっています。
その一つは物理的要件、もう一つは心理的要因です。
自殺物件の部屋の窓から見える景色には遠く高速道路が走っていることが何度かありました。
ロープがかけやすいように壁におしゃれな開口部がある部屋も共通しました。
これらは目にするものが自殺という行為を引き出す何らかの思考と結びついているようです。
壁やドアにはパンチをした跡があり穴が開いていたり破損していることも多いです。
離婚後の家族が出て行った独居生活のご主人の自殺された住居にはこういう痕跡があります。
思考が行き詰った末の行動が自殺なのか再出発なのかは
誰か力になってくれる人がいるのかいないのかで異なります。
私たちに相談してみませんか?きっとあなたの助けになってみせます。